2013.03.23 来場者は過去最高の5万3000人! 真夏のような日差しの元、レッドカーペットから映画祭幕開け!
3月23日(土)、まだ3月だというのに、夏のように暑い日差しの元、今年もメイン会場の沖縄県宜野湾市にある沖縄コンベンションセンターにおいて、『Laugh & Peace(笑いと平和)』をコンセプトに第5回沖縄国際映画祭が華々しく開幕しました。そのオープニングを飾るのは恒例のレッドカーペット。ビーチステージへと続く全長170mのレッドカーペットには、総勢550人の吉本芸人や映画関係者、豪華ゲスト人などが登場。集まったお客さんの数は過去最高の5万3000人と、去年の4万8000人から大幅アップ! 

華々しいレッドカーペットを歩いたのは、日本を含む10の国と地域から出品された74作品の監督や出演者、関係者のみなさん。気温の上昇とともに、カーペットを歩く人々はもちろんのこと、囲むようにそれを見つめる観客の皆さんもテンションは最高潮に。まさに興奮のるつぼという表現がぴったりなくらい、大きな盛り上がりを見せていました。

まず沖縄の伝統芸能であるエイサーが披露されたあと、いよいよレッドカーペットがスタート。吉本興業株式会社代表取締役社長の大﨑洋、沖縄出身の吉本芸人宮川たま子がエスコート役として迎えるなか、まずは総合司会を務める木佐彩子さん、佐藤麻衣さんが先頭で登場。木佐さんは「いままで一番天気がイイですね」と嬉しそうにコメント。

その後、映画祭の支援とエンターテインメントを通じた地域振興を図る「ぎのわん応援団」のサポーターの皆様や、沖縄国際映画祭協力会と続き、協賛各社の皆様と吉本芸人たちが一緒に真っ赤なカーペットの上を練り歩きました。

手を伸ばせば届きそうなところを吉本芸人が近づいてくると、観客も大きな声援で迎えます。それに応えるように握手をしたり、サインをしたり、自分のギャグを披露したり、出演者と観客が一体となってこのオープニングを盛り上げます。板尾創路はこの盛り上がりを「レッドカーペットというよりホットカーペットやな」とダジャレで例え、桂文枝も「映画祭に“いらっしゃい!”」と鉄板ネタで笑いを誘っていました。

桜坂映画大学の名誉学長を務める千葉真一さんは「映画屋としては最高の気分です」の感慨深げ。「クロユリ団地」に出演の前田敦子さん、成宮寛貴さんが登場すると観客のテンションはマックスに。最後に歩いてきた審査員のデーモン閣下は、「一週間だけだけど、これから盛り上がると思う。我々も盛り上げていく」とこれから始まる映画祭への期待と意気込みを語ってくれました。

レッドカーペットの興奮冷め止まぬまま、昨年に引き続きオープンエアスクリーンとして、世界最大の移動スクリーン『Cine Dcreen 400』が設置されたビーチステージでオープニングセレモニーが開催されました。

宜野湾市立真志喜中学校・吹奏楽部のマーチング演奏で幕を開けたオープニングセレモニー。総合司会の今田耕司、木佐彩子さん、佐藤麻衣さんが登壇すると会場からは大きな拍手が起こりました。

開会宣言を行ったのは、沖縄国際映画祭実行委員長の大﨑洋代表取締役社長。「みなさん、こんにちは。はいさぁ~い!」と沖縄方言で挨拶が始まり、「いよいよ第5回目の沖縄国際映画祭が始まります。『Laugh&Peace』、『笑いと平和』をテーマにしてスタートした映画祭。私たち社員やタレントみんなが沖縄で学んだことがあります。それは、笑うことは許すこと。許し合う事は笑い合う事。僕たちの夢は毎日歌ったり踊ったり笑ったりしてそれをいつの日か沖縄の産業にできたらなと思っています。なので、ずっと頑張ります。よろしくお願いします!」と今後に向けての誓いと共に「第5回沖縄国際映画祭」の開会を宣言しました。

続いて、沖縄国際映画祭実行委員会名誉会長も務める沖縄県知事・仲井眞弘多氏が御来賓を代表して挨拶を行いました。仲井眞知事は「こんなに大勢の方が海外から、沖縄の隅々から、また内地(本土)からも大勢おいでいただきまして心から感謝申し上げ歓迎をいたします」とまずは来場された人々に感謝の気持ちを述べました。そして「沖縄県民も一生懸命応援し、この映画祭がますます盛んになるよう応援団を作ってまいりたいと思います」と第6回、7回と今後も沖縄全体を巻き込んで「沖縄国際映画祭」を盛り上げていくという気持ちを込めて挨拶を締めました。

今年の映画祭は「特別招待」3作品、「Laugh部門」9作品、「Peace部門」11作品に加え芸人や一般からも作品を募集した「Pachinko Movie Award 2013」や世界初の結婚式の映像余興№1を競う「にーびち映画祭」、さらには地域発信型プロジェクトとして「地域発信型映画」と「JIMOT CM COMPETITION」などさまざまな作品、イベントが開催されます。総合司会の木佐さん、佐藤さんも「今年は参加型の作品が多くて楽しみ」「作品情報や感想もネットなどで共有できたりして世界中で繋がることができるのでは」などと話し、今田は「これは夜遊んでいる場合じゃないですよ。私も今回はキャバクラに行っている場合ではありません!」とコメントし会場からは笑い声が起こっていました。