2013.03.24 台湾映画「ポニーとミニーの初恋」の出演者が登壇! 初めての沖縄での不安も笑顔で告白

「第5回沖縄国際映画祭」の2日目3月24日(日)、宜野湾コンベンションセンター・シアター2にて今回のコンペティション「Laugh部門」最初の上映作品となる、台湾映画「ポニーとミニーの初恋」の舞台あいさつが行われ、双子のポニーとミニーの二役を演じた主演のペイジャ・ホアンさん、イーチェン・ヤン監督、オレオ・オウ・ヤンさんの3人が登壇しました。

3人とも沖縄は初めてということで、前日に行われたレッドカーペット前には、ペイジャさんとオレオさんは「しらんぷりされたらどうしよう」と不安だったことを告白。それでも、「レッドカーペットを歩くと笑顔で迎えてくれたので、沖縄のみなさんのあたたかさを感じました」とペイジャさんは笑顔でレッドカーペットを振り返っていました。

「沖縄映画祭に参加してみていかがですか?」という質問にイーチェン・ヤン監督は、「初めて海辺の近くで開催される映画祭に参加しました。台湾も周辺を海に囲まれているので、とても親しみを感じる映画祭です」と答えました。

「ポニーとミニーの初恋」は、身長も体重もまったく同じの一卵性双生児・ポニ―とミニ―の物語で、ある取り違えがきっかで、複雑な個々の人生を歩み始めるという青春ストーリー。台北映画祭2012の最優秀作品賞をはじめ、最優秀脚本賞、最優秀編集賞を受賞し、世界中の映画祭で上映され、観客の高い評価を得ている 作品です。

作品ついて話題がうつると、 「双子役で一番こまったことを教えてください」と質問されたペイジャさんは、「早い時は撮影時の10分間で、2人を演じなければならなかった。ポニーからミニー、ミニーからポニーへの気持ちの切り替えが一番大変でした」と撮影時のエピソードを話してくれました。

映画で注目して欲しい点を聞かれたイーチェン監督は、「ポニーとミニーという双子の女の子たちを通して、だれもが通る“人生の自分探し”を描いているので、その部分を感じとってほしい」と答え、ポニーとミニーのクラスメイトを演じたオレオさんは、「ペイジャと撮影の1カ月前から演技の練習をしていたので、僕はポニーとミニーをすぐに見分けることができます。映画の前に見分けるポイントをお話すると面白くなくなってしまうので、ポニーとミニーの見分け方も楽しみにしながら映画を鑑賞してください」と見どころを教えてくれました。

舞台あいさつ終盤、映画を観に来てくれた方の中から3人に映画のサウンドトラックをプレゼントするというサプライズがありました。サウンドトラックを求め会場にいた沢山の方が手を上げる中、ペイジャさんは男性に、イーチェン監督とオレオさんは女性に握手をしてサウンドトラックをプレゼントしました。

最後に「この映画を見に来てくださって、ありがとうございます。台湾と沖縄は似ている部分が多いと思うので、みなさんにこの映画が気に入ってもらえたら嬉しいです」とペイジャさんが感謝をのべると、シアター2はたくさんの拍手で包まれました。