2013.03.24 日本の映像コンテンツのアジア販売に、新ルート開拓

吉本興業株式会社は、アジア市場における日本の映像コンテンツ販売を、さらに強力に推し進めるため、香港のCONTENT LAND INC.と事業提携したことを発表しました。

記者会見には株式会社よしもとクリエイティブエージェンシー アジア・海外事業センター長 高龍太郎、CONTENT LAND INC.ディレクター・邱沖凌氏、今回この事業に協力してくれる韓国Media Plusプロデューサー莊詠潼氏、香港i-CABLE丘淑玲氏、タイのデジタルエンターテイメントコンテンツ協会会長パラモツ氏が出席。

昨年よりアジア全域、北米、ヨーロッパなどで視聴可能な総合エンタテイメントチャンネル「吉本東風」の放送を開始したことにより、日本のバラエティ番組の質の高さをアジア諸国にPRすることができました。しかし、番組販売の面では韓国などに後れをとっています。

この度の事業提携について邱氏は「この記者発表を機会に日本の放送局に私たちのことを知っていただき、今後いろいろと協力できればと思います。私たちを通じて、多くの番組をアジア全体、そして欧米市場へと推進していく。そのためにアジアの番組間の交流や権利の保護が重要になります。その意味で素晴らしい経験を持つ吉本興業との提携は大きな意味を持っています。私たちが日本の放送局とアジア、世界への架け橋になりたいと考えています」とコメントしました。

今回、番組制作からプロデュース、チャンネル運営、宣伝広告業務などを行い、香港および中国、アジア各国はじめ、オーストラリア・ニュージーランド、北米、ヨーロッパにまでネットワークを持つCONTET LAND INC.との事業提携により、番組販売窓口を一元化。これまで各国の放送局ごとに行っていた番組販売を、窓口の一元化をすることでよりスピーディに行うことが可能になります。

さらに日本のコンテンツホルダーにとって海外展開の障害となっていた版権の処理やローカライズなどの繁雑な作業を一括して請け負い、さらに「吉本東風」でのプロモーションやSNSの活用など、プロモーションパッケージも用意。これまでにない規模とスピード感でジャパンコンテンツのアジア展開に弾みをつけます。

また、アジア番組の交流を促進し、アジアの良質な番組の宝庫を樹立していきます。