2013.03.28 ドランクドラゴン塚地の俳優っぷりに嫉妬したブラマヨ吉田が恨み節!『げんげ2」でリベンジ?
シアター1にて、Laugh部門出品作品『げんげ』の上映と舞台あいさつが行われ、角田陽一郎監督、山田優さん、ドランクドラゴン・塚地武雅さん、麒麟・川島明、ブラックマヨネーズ・吉田敬が登壇しました。『げんげ』は、冴えないサラリーマンが社員旅行で訪れた神社で9つの願い事をしたところ、映画監督になりたいという夢が実現。
富山県魚津市を舞台とした撮影現場で、ひっきりなしに訪れるトラブルやアクシデントに悪戦苦闘する様子を描いた青春ロードムービーです。

上映前の舞台あいさつに、ゲストのみなさんが登場すると、会場から割れんばかりの拍手と大きな歓声が沸き起こります。塚地さんは「こんなにたくさんの方が来てくれてびっくりしています。僕は人力舎という事務所なんですけど、うちでは映画祭なんてとてもじゃない。事務所の力の差を如実に感じています」と冗談めかしてあいさつ。
また山田さんは「みなさん、ハイサイ、山田優です。地元沖縄での映画祭に初めて参加させて頂いて感動しています」と嬉しそうな表情。

映画祭にはずっと参加しているが、舞台あいさつに立つのは初めてという麒麟・川島は「期待してください」とはつらつとあいさつ。
続くブラックマヨネーズ・吉田は「顔面海ぶどうです」と、でこぼこ顔を沖縄の珍味にたとえて自虐的にあいさつして会場の笑いを誘いつつ「ほとんどセリフは無いです。でも重要な役です」と、自身の役をアピールしていました。角田監督は「たくさんの方に来て頂いて感激しています。
僕は初監督なんですが、映画が大好きなので敬愛するいろんな監督の作品をパクリました。オマージュです」と、笑顔で話しました。

役が来たときの感想を聞かれた塚地さんは、「よしもと以外の芸人で主役、ということで本当にびっくりしました。
事務所が先にOKを出していたんですが、最後は僕の判断でGOサインを出しました」ときりっとした表情で話しました。
山田さんは「今までちょっと変わった役柄が多かったので、田舎の素朴な女性事務員というのがおもしろそうだな、と思いました」と役の印象を話しながら塚地さんに寄り添い、仲の良さを伺わせていました。
吉田は自身の役柄について「監督から何の演技指導もなく…僕に何の興味もないんです」と、監督に向かって、愚痴をこぼして会場の笑いを誘っていました。

これが初監督という角田監督は「僕に起こったことが映画になっているという、事実に基づいた作品なんです」と、自身の経験がオーバーラップした撮影風景を紹介。
「バタバタしているシーンをバタバタしながら撮ってました」と暴露して、会場が笑いに包まれます。

また、撮影現場となった富山県魚津市について「みなさん温かくて撮影がしやすく、映画に参加することがイベントのようになっていたので、それこそ沖縄国際映画祭と一緒だなぁと思いました」と話しました。

最後に一言ずつ求められ、まず塚地さんが「本当にリアルな内容で、結末は感動的です。
まさにラフ&ピースの精神そのものです。楽しんでください!」と大きな声であいさつ。

山田さんは「ほっこりする映画です。見終わったら前向きになれると思います」とさわやかに話しました。
川島は「難しいことを考えず、お子さんでも楽しめる映画です。楽しんでください」とまじめにあいさつしたものの、続く吉田は「このメンバーで会うのが最後かと思うと…」と涙声。「『げんげ2』もよろしく!どうかしてるぜ!」と、鉄板フレーズと共にまさかの続編宣言。
すかさず川島が「まだ1も見てへんやろが!」とツッコみ、大きな笑い声と拍手の中、ゲストの皆さんは会場を後にしました。

続いて行われた囲み取材では、「願いが叶うとしたら?」の質問に、山田さんが「“どこでもドア”が欲しいです」と茶目っけたっぷりに話したかと思うと、塚地さんは急にまじめな顔で「何もいらないのかもな。仲間がいてこうやって映画が撮れて」と真面目顔。山田さんが「何かっこつけてるの」と冷静にツッコみます。
吉田は「演技の方に力入れたいって事務所に言ってきたのに、結局そういうことにならなかった」と監督をにらみながら恨み節。
川島は「沖縄国際映画祭が来年もありますように」と、かっこよくキメていました。

役者としての塚地さんについて、川島は「俳優です」ときっぱり。
角田監督も「すごく演技がうまい」と太鼓判を押します。
山田さんも「一瞬で役に入るんです。自然体で演じられるのがすごいなと思いました」と絶賛。
そんな中、吉田だけは「役に入り過ぎてツッコミもない。『なんやねん、コイツ』と思ってました」と、逆ギレ。

見どころを聞かれた塚地さんは「魚津の人たちのおかげで映画ができた。
やっぱり、夢を叶えるのは一人ではダメなんだなーと。そこを見てもらえたらと思います」と話しました。
次回作の構想もあるか?との問いに角田監督は「僕の夢はここで賞を撮って、次回作を撮ること。
『げんげ2』の話も、塚地さんと本当にしてるんですよ!」と、にこやかに夢を語っていました。