2013.03.27 ほぼ沖縄出身芸人たちの爆笑舞台あいさつ。夕闇のビーチでハリウッドの名作『俺たちに明日はない』が上映
ビーチステージの締めくくりは、オープンエアスクリーンで上映されるワーナー・ブラザーズ90周年記念特別上映。
ハリウッドのメジャースタジオのワーナー・ブラザーズが今年創業90周年を迎えたことを記念し、沖縄国際映画祭開催期間中、ワーナー・ブラザーズが生みだした新旧の名作・大作4作品を上映するイベントで、今回はアメリカン・ニュー・シネマの先駆的作品『俺たちに明日はない』が上映されました。

上映前にステージ上では舞台あいさつが行われ、ストロベビー、オリオンリーグ、浦添ウインドゥ、ガジラー、そして司会の初恋クロマニヨンの5組の芸人たちが登壇しました。
まだまだ空席のある客席を目の当たりにした芸人たちが、ビーチの周りにいるお客さんを呼び込むと、ぞくぞくとお客さんがビーチステージに集まってきました。

ステージ上の5組で総勢13人のほとんどが沖縄県出身の芸人ということで、出身地トークで盛り上がります。
宮崎出身のコンビのガジラーに“どこの出身か?”と質問が飛ぶと、ガジラーの寺崎仁人が「(沖縄県那覇市の)新都心出身です」とボケると、意外にも会場にウケた様子をみて相方の江藤大輔が「ツボがどこにあるか分からない。相方は何も面白いこと言ってないのに…」と返しました。さらに、ストロベビーのディエゴが沖縄県の宜野座村出身だったことに驚いたと話す一同に、「アルゼンチンの宜野座出身です」とマラドーナキャラの設定でしっかりボケて笑いを誘いました。

また、ストロベビーの生いっちょうが実は宮崎県出身であることを告白すると、「ステージ上にマンゴー泥棒が3人いる!」とステージ上は大盛り上がり。
そんな生いっちょうは不自然に帽子をかぶっていて、それは失礼だとまわりに責められる始末...申し訳なさそうに帽子を取ると、なんとその下にはウンチのかぶり物が! すかさず「もっと失礼~」と生いっちょうが叫ぶと客席からは大きな笑い声が聞こえてきました。お詫びに客席の最前列にいた女性のお客さんに自分の顔写真の“生いっちょうカード”を配るなど、仕込みをしっかりしてきた生いっちょうでした。

初恋クロマニヨンが「1930年代のアメリカの大恐慌時代を描いた作品で…」と『俺たちに明日はない』の説明を始めると、横から浦添ウインドゥの積友也が「実はこの映画、実在した各地で銀行強盗をしていた2人が、いろんなことに巻き込まれる話で」と解説。
映画に詳しい様子にみんなが感心し、どうして知っているのか聞かれると「ウィキペディアから!」と話すと、ステージ上の全員がズッコケていました。
それでも本当はDVDを借りてみようとお店をまわったと話す積でしたが、どこのお店でもレンタル中で結局借りられなかったと、同映画の人気を強調して舞台あいさつを締めくくりました。