2013.03.28 みんなで楽しむ! 楽しませる! 沖縄ならではの「にーびち余興」パワー全開!!
ビーチステージで行われている、沖縄県内の各地域の方がイベントを企画し、よしもと芸人と一緒になって盛り上がろうというイベント『うちなーたいむ。』のコーナーに、この日は沖縄本島北部のうるま市が登場。
「にーびち余興王選手権」と題して、地元の余興自慢たちがそろい踏みしました。

“にーびち”とは沖縄方言で“結婚”のこと。結婚式の際には友人や親せきがステージに上がり、練習に練習を重ねた余興を披露して、みんなで楽しむという習慣が沖縄では特に盛んだと言われています。
沖縄の豊かな伝統芸能、音楽文化に支えられて独特に進化しているこの舞台芸=余興に敬意を表し、表彰しようということで、うるま市で開催され、すでに第3回を迎えているのがこの選手権。
そこで、沖縄国際映画祭の大きなステージに「にーびち余興」のえりすぐりの代表選手を迎えて、余興王選手権の特別編を行おう、というのが今回の企画です。

老若男女が客席に集まる中、MCとして登場したのは、このコーナーですでにおなじみのスリムクラブと宮川たま子。
そして、うるま市出身で「にーびち余興選手権」の総合司会ひーぷーさんも登場。
ひーぷーさんは、沖縄ではテレビ・ラジオで活躍しているおなじみの存在。スリムクラブが沖縄にいた時代には同じ事務所の先輩だったこともあり、ステージ上は終始なごやかな雰囲気でした。
客席も、にーびち余興を楽しみにしてきた地元の人が多い様子で「むる、うちなーんちゅやさ!(全員沖縄人だね!)」というひーぷーさんの呼びかけに歓声で応えていました。

さらに、ステージには審査員としてパンクブーブー・佐藤哲夫と黒瀬純、そして、ワールドブライダル沖縄サロンのプランナー、マイコさんの3人が登場。
スリムクラブとひーぷーさんのすっかり馴染んだ沖縄方言のやり取りに、パンクブーブー佐藤は「(沖縄の芸人は)独特の間でやりづらいさー」、黒瀬も「(スリムクラブ)内間は司会なのにぜんぜん仕切ってないさー」と語尾に“さー”をやたらとつけながら応戦していました。

「にーびち余興王選手権」出場者の一組目は、うるま市名物でもある沖縄闘牛の様子を実況解説付きで一人で再現するという、伊波大志さんが登場。2人がかりでかぶり物をして扮した牛も2頭登場して、闘牛の熱戦の様子を熱演。うるま市の地元ならではの余興に、パンクブーブーの2人も「いやー、すばらしかった。(牛追いの真似が)そっくりですねー!」とよく分からないまま絶賛していました。

続いて派手なメークと衣装で登場した妙齢の女性たちは、全員が沖縄県内の病院の看護師という「ナイチンガールズ」の面々。
“歌って踊って、みんなが笑顔になる!”をモットーに『フライングゲット』『ペッパー警部』『どうにも止まらない』『キューティーハニー』の曲に合わせて延々と踊る姿は、まさに、素人の余興芸の極致。ほとんど揃っていない振りつけに、会場からも呆れながら笑いと手拍子が起こっていました。パンクブーブーの黒瀬も「みなさんの自己満足感がものすごく伝わってきました。僕、こういうオカマバーに行ったことあります」と失笑しつつコメントしていました。