2013.03.30 第5回沖縄国際映画祭受賞作品
第5回沖縄国際映画祭の受賞作品は以下の通り決定いたしました。

■観客大賞“Laugh部門”海人賞グランプリ(賞金100万円)
ライジングドラゴン」(香港・中国)
原題:CHINESE ZODIAC

監督:ジャッキー・チェン氏
<受賞コメント>
ワオ!本当に素晴らしいニュースですし、私の誕生日前の素敵なプレゼントになります。 観客賞、本当にありがとうございます。自分にとってとても励みになります。
6年も準備にかかって、撮影に1年もかけたこの「ライジング・ドラゴン」をみなさんが気に入って頂い たことを、とても光栄に思います。
もし、第5回沖縄国際映画祭でこの映画を見逃してしまったみなさんも、もうすぐ日本で公開されま すので、楽しみにしておいてください。 最後に、もういちど、ありがとう、そしてみなさんのことを、を愛しています!


■観客大賞“Peace部門”海人賞グランプリ(賞金100万円)
デビーの幸せな毎日」(台湾)
原題:The Happy Life Of Debbie

監督:フー・ティエンユー氏
<受賞コメント>
本当に素晴らしく、うれしいです。沖縄国際映画祭に参加するのは2回目なのですが、次も招待してほしいです。招待していただけるように頑張ります。

主演女優:ジェイド・チョウ氏
<受賞コメント>
沖縄国際映画祭は初めての参加ですが、私たちの作品のタイトルのように幸せな気分になりました。
思いも寄らない受賞でしたが、コンセプトの「ラフ&ピース」が本当に素晴らしいと思うので、また参加できるようにいい作品をつくっていきたいと思います。


*日本全国から選ばれた「ファン審査員」と当日劇場に足を運ばれたお客様の投票によってそれぞれ1本ずつ決定

■審査員特別賞ゴールデンシーサー賞(金石獅子賞)
バルフィ!」(インド)
原題:Barfi!

プロデューサー:ルチャ・パサック氏
<受賞コメント>
権威のある審査員のみなさんに、権威のある賞を与えていただき、本当に光栄です。 “バルフィ”という映画のタイトルはインドのとても甘いお菓子なので、見てくれた皆さんがそんな甘い気持ちになってくれたらうれしいです。今日皆さんが笑顔だったのがとてもうれしかったです。


*様々な分野で国際的に活躍する審査委員によって審査し、両部門を通じて1作品を選出


■スペシャルメンション
メンタル」(オーストラリア)
原題:Mental

プロデューサー:ジョスリン・ムーアハウス氏
<受賞コメント>
私たちの映画「メンタル」を沖縄に招待して頂き、PJも私も沖縄国際映画祭に心より感謝いたします。 今回、特別賞を受賞でき、非常に興奮しています。この名誉ある賞を頂き、審査員にお礼を申し上げます。


*4人の審査員(ジョエル・シュマッカー審査委員長)の投票で決定。


【総評】
審査委員長:ジョエル・シュマッカー(Joel Schumacher)
審査員:桃井かおり、デーモン閣下、クロードガニオン


ジョエル・シュマッカー氏
<コメント>
沖縄国際映画祭は非常に素晴らしいものでした。沖縄の人々も私に良くしてくれましたし、沖縄が好きになりました。世界各国からの映画を見ることができ、審査委員長を務めさせていただき名誉に思います。沖縄国際映画祭と吉本興業に対し特に感心させられたことは、地域に根付いたフェスティバルだということです。この映画祭は、人々の、人々による、人々のための映画祭だと思います。


桃井かおり氏
<コメント>
笑うっていいね!心も体も元気にしてくれる映画祭でした。


デーモン閣下氏
<コメント>
グハハハハハハハ! 吾輩は短期間に集中してかなり数多くの映画を観ることになったが、全てを観終えたとき「もうしばらく映画は...」となるのではないかという当初の懸念は見事に外れ、今「まだ次を観てみたい」という感触の中にある。映画の醍醐味を再認識させられた一週間であった。
ともに審査を行った他の三人はいずれも映画人としてのベテランで、一つ見終えるたびに行われたミーティングにおいても、映画人ならではの視点によるコメントが繰り広げられ、吾輩にとっては大変に興味深く、かつ多くを学ぶことの多い日々となった。
審査した作品は決して日本でバンバン宣伝されているようなものではないが、どれも質が高く、ゴールデンシーサー賞(グランプリ的な立場の賞)をどれにするのかの議論も盛り上がった。そういった未知の才能群に触れることができたことも収穫であった。
また、レッドカーペットでの観客の熱気やムードが、他の映画祭と比べても極めて素晴らしい、と吾輩が接した外国人を含む「ベテラン映画人」たちが口を揃えて言っていた。これは裏を返せば「沖縄国際映画祭」がいかに沖縄で歓迎されているかの象徴であり、この映画祭の基本テーマは回を重ねるたびに実りある方向に進んでいるということである。中に入って吾輩もそれをたくさん感じた。
悪魔にとっては由々しき事態である。ガッハッハ~!


クロード・ガニオン氏
<コメント>
人柄が良く、監督としても素晴らしいジョエル・シューマッカーさんや、美しくとても魅力的な桃井かおりさん、そして素晴らしい才能の持ち主であるデーモン閣下さんといった、類まれなる人々と共に審査員を務めたことは思い出に残る大変素晴らしい経験でした。どのゲストのみなさんも、この映画 祭を愛しており、この映画祭が国際的に有名な映画祭へと成長していくことを私は確信しています。


■地域発信型プロジェクト JIMOT CM COMPETITION
3月25日(月) 18:30〜 オープンエアスクリーンで開催されました『JIMOT CM COMPETITION ファイナル』において全国都道府県グランプリ作品と沖縄41市町村グランプリ作品が決定しました。

全国都道府県JIMOT CMグランプリ作品
優勝賞金47万円 応募総数794作品
大分県豊後高田市(アイデア発案者 持山弘太さん)

-全国都道府県ファイナル出場5作品
北海道網走市、群馬県桐生・みどり市、新潟県長岡市、福岡県福岡市、大分県豊後高田市

沖縄県41市町村JIMOT CM グランプリ作品
優勝賞金41万円 応募総数214作品
沖縄県糸満市(アイデア発案者 長田唯亜さん)

-沖縄41市町村ファイナル出場5作品
宜野湾市、那覇市、糸満市、多良間村、竹富町


■Pachinko Movie Award 2013
KYORAKU部門:最優秀作品賞「ウルトラ6兄弟SPリーチ」
IPPAN部門:最優秀作品賞「修羅の朝」
GEININ部門:最優秀作品賞「村上ショージリーチ」
*3月24日(日)17:00~ラフピータウンにて開催・発表


■クリエイターズ・ファクトリー
今回から新設された“次世代を担う人材”を発掘するプロジェクト。最優秀ニュークリエイター賞受賞者については次回作の制作を吉本興業が全面サポートし、来年の映画祭に出品される予定です。また、ここから旅立つ作品群を集めて構成される「katsu-do」というよしもと発の新映画レーベルでも可能性を広げてゆきます。

・クリエイターズ・ファクトリー 最優秀ニュークリエイター賞

『おだやかな日常』プロデューサー 杉野希妃氏
<コメント>
素晴らしい賞をいただけて、W受賞させていただきありがとうございます。このクリエイターズ・ファクトリーと映画祭のラフ&ピースというコンセプトが本当に素晴らしいとおもいます。私も平和を求めて作った作品なので賞をいただけて本当にうれしいです

・クリエイターズ・ファクトリー男優賞
『Lucky Guy』主演 キム・ヒョンジュン氏
<コメント>
このような賞をいただけて本当に光栄です。日本の映画も良く見るし、アクション映画でもなんでもキャスティングしていただいて良い作品に出会えたら日本の映画にも出てみたいです。

・クリエイターズ・ファクトリー女優賞
『おだやかな日常』主演 杉野希妃氏
<コメント>
素晴らしい賞をいただけて、W受賞させていただきありがとうございます。このクリエイターズ・ファクトリーと映画祭のラフ&ピースというコンセプトが本当に素晴らしいとおもいます。私も平和を求めて作った作品なので賞をいただけて本当にうれしいです。

・クリエイターズ・ファクトリー特別賞

『コーポにちにち草のくらし』監督・脚本 若井麻奈美氏
<コメント>
このようなすばらしい賞をありがとうございます。普段は一人ですべての作業をしているのですが、今回はたくさんの人に手伝ってもらって作品が完成し、賞を受賞することができました。みなさんに感謝しています。次回はひとりぼっちの子もひとりぼっちのまま幸せになれるというような作品を作りたいです。


スペシャルゲスト:桃井かおり氏
<コメント>
クリエイターズファクトリーという才能を発掘するというこのコンペは本当にすばらしい。若い方はもちろん、才能があるのに埋もれてしまっている人がたくさんいます。そういう人にもっと出てきてもらうためにもこのコンペは続いていってほしいと思います。


審査員:奥山和由氏
<コメント>
今後もこのクリエイターズファクトリーを続けて新しい才能を発掘し、新たな作品を作っていきたいと考えています。日本の新しい「katsu-do」というあたらしいジャンルで可能性広げていきたいです。


審査員:板尾創路氏
<コメント>
芸人の審査をするのは難しいけれど、映画などの審査をするのは楽しかったです。これから色々沖縄発の新しい作品ができたらいいなとおもいます。毎年続いてどんどん才能がうまれて言ってほしいです。


審査員:新藤風氏
<コメント>
クリエイターズ・ファクトリーに関われてとても光栄でした。今回、ジャンルもタイプも違う3作品に受賞してもらえてよかったです。
なんでも対象になるということなので、いつか私も出品できるように頑張りたいです。