2013.03.30 来場者数過去最多の42万2千人!! 春の夜空に大きな打ち上げ花火で有終の美を飾った「第五回沖縄国際映画祭」オールエンディング!
沖縄コンベンションセンター・シアター1にて行われたクロージングセレモニーに引き続き、ビーチステージにて、第五回沖縄国際映画祭のプログラムを締めくくるオールエンディングが行われました。

はじめにパンサーとジャングルポケットが前説で登場し、吉本興業が今日、台湾で行っているイベント『スーパーガールズフェスタ』を紹介し、山田優さんや佐々木希さんなど国内の有名モデルをはじめ、台湾やロシアのモデルがランウェイを歩いている様子をビデオで流しました。
また、今回『スーパーガールズフェスタ』にゲストモデルとしてランウェイを歩いた渡辺直美とステージ上から電話をつなぐと、渡辺から「はいさーい!」と呼びかけが。国境を越えた2つのステージの盛り上がりを伝え合っていました。

パンサーとジャングルポケットがステージから退場し、しばらく照明が落とされ、暗くなった会場に突如響き渡る雷鳴!そしてチカチカ点滅するライト・・・そう、オールエンディングの幕開けを飾ったのは、映画祭の審査員も務めたデーモン閣下。曲を披露した後、「最後まで楽しむがいい」と高笑いを残しステージから颯爽と姿を消しました。

その後、登場したのは、オールエンディングのMCを務めるガレッジセールとスリムクラブ。「沖縄は神様の島って言われているのに、悪魔がステージの幕あけちゃったね~」「あの人はシーサーと仲悪そうだね~」などとひとしきり盛り上がった後、「それでは次のアーティストを紹介しましょう!」と呼びこまれたのはTHE BOOMのみなさん。

THE BOOMの演奏は【星のラブレター】で幕を開け、【風になりたい】【神様の宝石でできた島】などメジャーな曲が続いた後、「沖縄と関わるようになって20年になりますが、音楽やいろいろな体験をして勉強させていただいた。沖縄の人じゃなくても沖縄を愛して移住したり、沖縄を離れて県外に住んでいてもエイサーの練習をしたり、どこにいても沖縄のことを愛して、沖縄の未来が明るくなるように願っている人がいるわけです。そういう人たちをどう呼ぶのか、と考え、沖縄と関わって20年目のメッセージがこの曲です」と、【シンカヌチャー】(沖縄方言で『仲間・血縁ある人』)を、琉球國祭り太鼓のメンバーと披露しました。

そして最後の曲は【島唄】。宮沢和史さんはこの曲を「沖縄と関わるきっかけになった曲」と話し、「21年前にウチナーグチバージョンを出したときは、『沖縄戦のことも知らないくせに』や、『ないちゃーが三線なんか持って』など言われたりもした。けれども歌い続けていれば、きっといつか僕たちの言いたいことが伝わってくれると信じて歌ってきた。今日は沖縄のために、おもいきり歌おうと思います」と言って、こちらも琉球國祭り太鼓との見事なコラボレーションで熱唱し、観客も演奏に応えるように手を大きく上げていました。

【島唄】が終わり、THE BOOMのメンバーがステージ袖に消えると、ゴリが「泣きそうだ~!」と叫びながらステージに登場し、宜野湾市長やよしもと芸人、沖縄県内で活躍する芸人など、オールエンディング出演者全員を呼びこみました。ステージ上で奇しくも隣り合った鉄拳とデーモン閣下に「見分けがつかなくなるから並ばないでください」などと声をかけるシーンもあり会場からは笑い声が聞こえてきました。

デーモン閣下は「来年も出てくれるかな?」との問いかけに「いいとも!」と明るく答え、宜野湾市の佐喜眞市長も感想を聞かれて「最高でした!みなさんはどうですか?」と会場の観客にも声をかけていました。
そして再び登場したTHE BOOMの宮沢さんは「想像以上に大きなお祭りで、みんなが楽しそうで、こんなお祭りが沖縄だけじゃなくいろんな所で1年中続けばいいな」と感想を述べていました。

最後にコメントを寄せたのはもちろんあの人!“サプライズ”と称したビデオレターで、スクリーンに映ったのは明石家さんま。「映画祭が盛り上がっている体で話を進めさせていただきます」と前置きを入れつつ、「第六回の映画祭にもぜひ足を運んでください。それではこの曲で盛り上がってください!」と話すと、毎年エンディングを締めくくる沖縄国際映画祭テーマソング・BEGINの【笑顔のまんま】が流れ出すと会場から歓声と拍手がわきおこりました。

ガレッジセールの2人から「本当に最後です!みなさん、立ち上がって一緒に歌いましょう!」と観客に呼びかけ、ステージにいるメンバーと全員で合唱しました。
曲の終りに有終の美を飾る花火が上がると、思わずカメラを向ける人、ますます笑顔になる人など、それぞれが映画祭を心から楽しんだことがうかがえました。

こうして第五回沖縄国際映画祭は過去最多の42万2千人もの来場者を迎え、大成功で幕を閉じました。
第六回沖縄国際映画祭は2014年3月23日(日)から30日(日)まで、宜野湾市・沖縄コンベンションセンターを主会場に8日間の日程で開催される予定です。