ろうあの青年、バルフィが、絶世の美女、シュルティと恋に落ちる。それは運命の出会いだった。シュルティも彼に強く惹かれていくが、“普通の男性”と結婚し、“普通の生活”を送るべきだという社会や親からの圧力に屈してしまう。しかしその後、シュルティはバルフィと思わぬ再会を果たす。彼は警察の捜査を逃れながら、幼なじみの知的障害者ジルミルを探していたのだ。
愛する女性を取り戻そうとするバルフィの逃走劇に巻き込まれてしまうシュルティ。次第に彼のことをまだ愛している自分に気づき、自らの幸せを取るか、それとも彼の幸せを取るかという究極の選択を迫られる。
果たしてジルミルの捜索は、シュルティとバルフィの愛を再燃させるのだろうか?それとも、シュルティは、真の幸せを手に入れる一生に一度のチャンスを逃してしまったのだろうか?