10数年前までは、大きな貨物船が行きかうだけの港町門司港。今や北九州市の観光の名所となった門司港レトロ。
幼い頃門司港に住んでいた主人公が、仕事で数年ぶりに門司港に降り立った・・。そこで見た門司港は昔の面影もなくなりただの観光地と化していた。
石炭を運んでいた貨物列車の線路には「トロッコ列車」という観光列車が走り、行きかう人々は皆観光の人達で楽しそうな笑顔。
カメラマンである主人公が偶然知り合った一人の女性。彼女もまた門司港が観光地化する時代の流れに翻弄された一人であった。
昭和初期の賑わいが消えた門司港を活性化させるために観光地へと変革をした門司港レトロの裏で人々の葛藤を描き、人情味あふれる町人とのふれあいに地元愛を思い出すのであった・・。
北九州市観光大使で地元門司出身のロバートが主演。
馬場はクールな役で映画初主演、秋山はテレビでお馴染の北九州弁を話すおじさん役、山本は優しい駅員役とテレビでお馴染の姿と普段は見られないロバートを堪能できる。
ヒロインは「スズキLapin」のCMやNHK「おとなの基礎英語」に出演の肘井美佳。鉄道運手役「藤林」はオーディションで選ばれた現役の鉄道運転手である。
作品は観光トロッコ列車「潮風号」を舞台に、郷土愛、恋愛、家族愛の3つの愛を描いた作品。「愛」に関心がない人でも、お笑いファン、鉄道マニアには見応えのある作品となっている。
馬場裕之(ロバート)、肘井美佳、秋山竜次(ロバート)、山本博(ロバート)
池田義之(ぶんぶん丸)、山田直樹(ぶんぶん丸)