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2013.03.26
言葉や文化の壁を越えたドッキリ映画が完成!『サラネアおせっかい』
沖縄コンベンションセンター・シアター1で、タイと日本の合作映画『サラネアおせっかい』が上映されました。

『サラネアおせっかい』はタイで15年も続いている、芸能人をドッキリにひっかける人気番組『サラネア』と吉本興業がタッグを組んで映画化したものです。
同番組のプロデュースを手がけるギアティサック氏が映画の監督も務めました。映画の内容はタイの人気コメディアン・ウィリーとホイが製作会社のボスを上手く丸め込んで多額の製作費を引き出し、タイで大人気のタレントたちを日本でドッキリに仕掛けるというもの。次々とドッキリを仕掛けていくのですが、言葉や文化が違うから、ドッキリに巻き込まれていることが最後までわからず、ちょっと気の毒になるようなシーンもありました。

上映後の舞台挨拶には、監督かつ自身もプロデューサー役で出演したギアティサック・ウドマナーク監督、脚本とプロデューサーの片腕役で出演したルアンリット・マッキントッシュさん、タイ語が堪能で大使館の職員役で出演したペナルティのワッキーと、刑事役で出演したヒデの4人が登壇し、ギアティサック監督は「今回は吉本興業と、特にワッキーさん・ヒデさんと組ませていただいたことで良い映画ができた。日本とタイの文化の違いを、笑いを通して埋められたのかなと思います」と話し、「タイでは興行収入も良くて、大ヒットした映画なのだが、日本で理解されるかどうか心配だった。今日はこんなにたくさんの人が見に来てくれて嬉しい」と述べていました。また、日本でこの映画を撮ろうと思ったきっかけについて「サラネアを外国でやろうという考えはずっとあったのだが、タイに近い国で、という思いがあった。また、映画の企画段階でペナルティに出会ったので、言葉や文化に親しい人がいてくれたほうが(撮影が)なじみやすいと思ったから」と語っていました。

その言葉を受けてワッキーは「日本の映画にもほとんど出たことがないのに、タイの映画に出させていただいてとてもありがたい。監督と出会ったとき、『今、こんな映画を企画してるから出てくださいね』って言われて、社交辞令だと思っていたから、実際に連絡が来たときはびっくりした」と話し、観客に対しても「会場のみんなが笑ってくれてよかった」と感謝の言葉を述べていました。

ヒデは「タイと沖縄は気候や人があたたかいことや、食べ物がおいしくて笑顔があふれているところが似ていますね」と前置きし、「ドッキリを仕掛けられたタイのバリブンさんも、とてもピュアな方で、だますのが心苦しかった。もともと『サラネア』という番組は、日本でいうとバラエティ番組が映画になっちゃった!という程国民的な番組。そんな国民的な作品に、吉本の芸人をたくさん使ってくださってありがたい」と話し、作品中のあちこちに出演している吉本芸人を探す、という映画の楽しみ方もあると述べました。そして、「ロケ地が日本なので分かりにくいかもしれないけれど、タイはほんとうに微笑み溢れる素晴らしい国。映画を見た人がタイに行ってくれると嬉しい」と締めくくりました。

今回が沖縄国際映画祭2回目の出場となるルアンリット・マッキントッシュさんは「この映画はホイさん(劇中のギアティサック監督の呼び名)の人生のような映画。また、ほとんど台本がないので、ペナルティの二人が劇中でやりあうシーンは全てアドリブ」と、監督とペナルティ二人の即興コントを讃えていました。また、「監督は腕がいいので、次回作も期待してください。また映画祭に出たいので、私たちのことを覚えていてください。ぜひ来年お会いしましょう!」と挨拶を締めくくりました。

しかし、監督もルアンリットさんも普段から周りを笑わせていないと気が済まないという性格からか、監督は舞台挨拶の司会に「ケッコンシテクダサイ」や、観客に対してもギャグを披露するなどして笑いを誘い、ルアンリットさんは挨拶後のフォトセッション時に「これ、ドッキリじゃないよね?」などと話し、周囲を笑わせていました。
『サラネアおせっかい』は長編プログラム「Laugh部門」の出品作品。観客の投票とファン審査員によって選ばれる「Laugh部門 海人賞グランプリ」の発表は映画祭最終日のクロージングセレモニー内で行われます。
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