快晴の空のもと大勢の観客が集まるビーチステージにて「うちなーたいむ。『豊見城市プレゼンツ地元学生応援歌合戦』」が行われました。
前日に開催された糸満市に続き、地元沖縄の小学生たちが披露する自分たちの部活の応援歌を審査しグランプリを決めるイベントが開催されました。
MCのガレッジセールの川田広樹、バッファロー吾郎の竹若元博、宮川玉子、地元ラジオ局FMとよみの恩河(おんが)さんがステージ袖から賑やかに登場すると、会場から大きな拍手が沸き起こりました。
MCに続き審査員として登場したのは、ロバート、ペナルティのワッキー、NON STYLEの石田明、そして地元沖縄の女性芸人アイランドハニィ。春休みとあって客席にはたくさんの子どもたちの姿があり、間近で見る芸能人の姿に大興奮の様子でした。
さらに特別審査員として、地元沖縄で大人気の川満しぇんしぇ~さん、豊見城市長の宜保さんが登場。バラエティに富んだゲストが勢ぞろいし、ワイワイと賑やかな幕開けとなりました。と、ここで驚いたことに、実はアイランドハニィの、はるかが豊見城市長の娘だという事実が発覚! まさかの親子共演に会場からも驚きの声があがりました。
まずトップバッターは上田小学校サッカークラブ「上田FC」。川田からの「今の気持ちはどう?」という質問に「うーん、・・・普通」と困った笑顔で答えるキャプテン諸喜田(しょきた)くん。ほほえましい光景に審査員一同も思わず笑顔になります。
まさにサッカーが連想されるBGM「We are the Champ」にのせ、ドリブルやリフティング、ゴールキックなどを披露。子どもたちの一生懸命さと、テンポよく繰り出される川田の的確なツッコミに、1組目からから会場は大盛り上がりに。また、演舞途中の子どもたちの絶妙な“間”が審査員たちに大ウケでした。
続いて登場したのは座安小学校・豊崎小学校バスケ部。さすがバスケ部とあって身長が171cmあるという6年生の登場に「おお~っ」とどよめきの声があがりました。息の合った応援コールを聞いているうち、いつの間にか川田がステージの中央に誘導され、子どもたちからの一発芸リクエストコール。予期せぬ展開にしどろもどろになりつつも、手にしたバスケットボールを使い「で、でっかいサーターアンダギー!」とさすがのボケをとばし、会場全体が笑いに包まれました。
3組目はとよみ小学校の女子バレー部「とよみクラブ」。カラフルなメガホンと拍子木を手に、リズミカルなかけ声と可愛らしいダンスを取り入れた応援コールが披露されました。大きな声を出し元気はつらつな印象の女の子たちに、審査員たちの頬も緩みっぱなしでした。
4番目に登場したのは豊見城市少年剣道クラブ。面や胴着など剣道の防具をつけての登場に、審査員たちからは「暑くない?大丈夫?」と心配の声が。しかし子どもたちは元気いっぱいに演舞を披露。リーダー上原さんの号令にあわせ、竹刀がぶつかる「パン!パン!」という乾いた音が会場に響き、迫力ある演舞に観客たちも圧倒されていました。
「心・技・体。日本の伝統、魂のようなものを感じました」とワッキーも感動したようすです。
続いてステージに5組目の上田小学校 女子バスケ部が登場。バスケ部らしい力強いコールに続いて、COWCOWの大人気のネタをマネて「あたりまえバスケ」というタイトルで、バスケットボールのルールを分かりやすく紹介する振り付きの歌を披露してくれました。これには「かわいい!」と審査員一同高評価。親しみやすいメロディに、観客席からも一緒に口ずさむ声が聞こえてきました。
最後に特別枠として、豊見城中学校の野球部が登場。なんと県大会で優勝したこともあるという強豪チームです。「日本一の応援をします!」というキャプテンの宣言どおり、総勢60名という大所帯で地鳴りのような大迫力の応援コールを披露してくれました。「強いチームだというのが応援だけで分かりますね!」と野球経験者である石田からのコメント。また、コールの中に取り入れられていた沖縄の「指笛」に審査員一同興味津々でした。
ここで全チームの応援が終了。審査の間、沖縄で“げんちゃん”の愛称で親しまれている前川守賢さんが登場し、こんどは子どもたちへの応援歌として「カチャーチどんどん」をノリノリで歌ってくれました。さきほどの豊見城中学校野球部のメンバーも客席から指笛で参加していました。
そしていよいよ、豊見城市長から優勝チームの発表が行なわれました。「上田小学校女子バスケ部!」と名前が呼ばれたとたん、客席で待機していた上田小学校女子バスケ部のメンバーの笑顔が会場の大型モニターに映し出され、大きな拍手が沸き起こりました。また特別賞として各審査員による賞もそれぞれ発表され、全チームが賞状を手にし、応援歌合戦は閉幕となりました。
「沖縄の若い子たちがこれからもっと沖縄を盛り上げてくれると思います」という川満しぇんしぇいのコメントに、すかさず「今日いちばん良いこと言いましたね!」と川田。子どもたちの一生懸命な姿に、観客席もたくさん元気をもらった素晴らしいステージでした。