誰もが知るイギリスの童話『ジャックと豆の木』をモチーフにアレンジした作品で、ジャックが床下に落した豆から巨大な木が飛びだしたことにより巻き起こるアドベンチャーファンタジー。天空から追いやられた巨人たちが、地上の人間界へ攻めてくる!というストーリー。
舞台挨拶には、主人公ジャックの日本語吹き替えの声優を務めたウエンツ瑛士さん、プリンセス・イザベル役の平愛梨さん、さらに、四人の巨人の声を務めた、ガレッジセール・ゴリ、スリムクラブ・真栄田賢、博多華丸、南海キャンディーズ・山里亮太も登壇しました。
ウエンツさんは豆の木をイメージしたのか、グリーンの水玉スーツといういでたち、平さんは黒のセクシーなドレスで華を添えます。
巨人役の4人は、それぞれが巨人の衣装をまとっており、華丸は「日が落ちて、この衣装、さむむ!むむっ!」と、川平慈英さんのモノマネを披露。
「オープニング上映ということで、気合を入れて全員私服で…」とウエンツさんが言うと、「そんなわけない!」と全員からツッコミが。「これ毎回言うけどあまりウケない…」としょんぼりするウエンツさん。
ゴリが「あぎじゃびよい!この映画、チムドンドン!見てからよ、これぬーやが!しにあせった~!」と沖縄方言でコメントすると、キャストと客席の半数がポカーン。
「思わず方言でコメントして失礼しました!でも、今回はこれ2Dですけど、僕ら初めて見た時、椅子から足が浮いたよ!すごいから!」と興奮気味に映画をアピールしていました。
南海キャンディーズの山ちゃんは、「この話をもらって、すごく嬉しかったです。でもよくよく聞いたら、巨人に似てる不細工な芸人がキャスティングされたと聞いてちょっと…」(とここで、運悪く上を飛行機が飛び、声が聞こえづらくなる)「ほら、僕の時だけこんな感じなんです!」と会場の笑いを誘いました。
声優として難しかった点として、ウエンツさんは「含みをもたせて言うせりふが多く、台本では主人公の心象が分かりづらかったので、何パターンも撮りました。」と言い、華丸は「巨人はセリフが少ないので、一球入魂でした。あと、一部分を“児玉清”っぽく言っているところがあります!8mの児玉清がゆっくり低い声で、アタックチャァーンス、っていうようなところが!」とおいしいネタバレもしてくれました。
真栄田は「僕は声が特殊なので、役作りは特にしてません。監督から、あなたは巨人として呼んだんだからそのままで!と言われたので」というと、山里が「僕も監督から、普段の山ちゃんでいいよ!この巨人はホント嫌なヤツでみんなに嫌われてるから!って、どういう意味だよ!」と自虐話を披露し会場は大爆笑でした。
司会者が、「撮影中の皆さんはどのような感じでしたか?」と平さんに聞くと、「えっと、みんなバラバラで撮ったんで…」と正直に告白。キャストから一斉に「言わないで!!バラしちゃダメ!確かに今みんな、初めましてな感じが大きいけど!」と、大慌て。意外なところでチームワークの良さを発揮していました。
最後にウエンツさんから、「みなさん、こんなに集まってくださってありがとうございました。色々、しゃべりましたが、この映画は先入観なしで見ていただけると思います。大きなスクリーンで見て、沖縄の夜を楽しんでください!!」との挨拶に、会場からは大きな拍手が送られていました。