沖縄国際映画祭では、これまでの4回の開催にあたって、開催地である沖縄県内の方々の様々なご協力を得て参りました。
第1回開催地となった北谷町の皆様、第2回から第4回開催の主な会場である宜野湾市、那覇市の皆様、県内の企業の皆様には特に大きなご支援を頂いております。
回を重ね、節目となる第5回沖縄国際映画祭では、沖縄県のより多くの方々と、一層強い絆を結び、全国・全世界からのご来場者をお迎えでき、一緒に楽しめる沖縄国際映画祭を、重要なテーマの一つとして掲げました。
これは、参加する地域・人・地域と人々から発信される情報や作品の、全国・全世界での相互交流を目指す沖縄国際映画祭独自の大きな特色でもあります。
このため開催に先立ち、大﨑洋実行委員長をはじめスタッフが県内の離島部を含む全41市町村への訪問させていただき、これまで以上に多くの方々との関係性を構築しつつあります。
そして開催プログラムにおいても、この県内の方々との取組を具体化した構成を多数取り入れることができました。
沖縄国際映画祭は、「沖縄の地で沖縄県の皆さんと全国・全世界の人々が交流する映画・映像をはじめとして分野を越えたエンタテインメントの祭典」を目指し、
これからも更に多くの方々と本映画祭を一緒につくって参ります。
第5回沖縄国際映画祭は、沖縄県宜野湾市にある「沖縄コンベンションセンター」を主要な開催会場の一つとして実施いたします。
第2回開催から回を重ねる中で、地元である宜野湾市の市ご当局、各種団体、市内企業、地域有志の市民の皆様と少しずつ温かい交流とご協力を輪を広げて参りました。
そして今回第5回開催に向けて、現市長である佐喜眞淳さまをはじめとする市内の皆様から「今まで以上に、より積極的に、主体的に、全市をあげて映画祭を応援しよう」というお言葉をいただきました。
これを受け、市内各種団体や有志の皆様を中心に、昨年11月、「沖縄国際映画祭ぎのわん応援団」が設立されました。団長に就かれた高江洲 さま(現市観光振興協会会長)を中心に、映画祭開催に関する大小様々な課題や作業に、一緒に取り組んでいただいております。
2月1日には、「ぎのわん応援団」の発案による「市内 映画祭開催カウントダウンボード」設置除幕式も行われました。
これまで個別にご相談や調整を行っていた各種の事案も「ぎのわん応援団」を窓口として一本化対応していただいたり、市民参加の一環として、映画祭の告知拡大、ボランティア参加の拡大など「一緒に作る沖縄国際映画祭」実現の大きな力となっています。
第5回沖縄国際映画祭の開催にあたっては、前回第4回に引き続き「沖縄国際映画祭協力会」の皆様が、積極的な協力活動を展開していただいております。
「沖縄国際映画祭協力会」は、第4回の開催前に、県内の「沖縄観光の未来を考える会」「JCI沖縄(青年会議所)」「沖縄商工会議所青年部」などを中心に、白石様を会長として組織され、「映画祭開催前の会場クリーンアップ活動」や「沖縄国際映画祭 告知ステッカーの作成・掲出」などの活動を展開して頂いております。
今回の開催に向けては、早期から映画祭事務局との連絡・協議の場を設けていただけるようになりました。
その結果、前回も実施された「クリーンアップ活動」や告知協力に加え、ボランティア活動への参加拡大、映画祭と連動する相互の企画提案など、より充実した協力支援を実現しつつあります。
映画祭連動企画としての、日本商工会議所青年部全国大会(沖縄県開催)での基調講演実施、JCI沖縄ご提案の県観光人材育成をテーマとしたプログラムの実施(映画祭期間中 予定)、県内ホテルの皆様と協会の皆様にご協力いただく「グッズ販売コーナー設置」など、お互いのアイデアを出し合い、一緒に企画させていただいたものが多数含まれます。
沖縄国際映画祭は、協力会の皆様やそこから広がっていく県内関係者とのネットワークを相互に活用し、本開催期間だけにとどまらない活動を、これからも共に考え、実現して参ります。
沖縄国際映画祭は、協力会の皆様やそこから広がっていく県内関係者とのネットワークを相互に活用し、本開催期間だけにとどまらない活動を、これからも共に考え、実現して参ります。
沖縄国際映画祭では、沖縄県内のメディア様に、映画祭の告知や様々な取り組みにご協力頂いております。
第5回沖縄国際映画祭では、新規プロジェクトとして、沖縄県内のコミュニティFM15局すべてと映画祭応援番組を制作・放送しています。
沖縄在住のよしもと芸人が中心になり、楽しくリアルタイムな映画祭情報を発信中です。
また、コミュニティFM局と共同で映画祭を事前に盛り上げるカウントダウンイベントや、本開催中のステージイベントの共催もいたします。
映画祭番組を放送するコミュニティFM局一覧
FMよみたん、FMとよみ、オキラジ、FMコザ、FMやんばる、FM21、FM琉球、ちゅらハートFMもとぶ、FMニライ、FMうるま、FM那覇、FMたまん、FMみやこ、FMくめじま、FMいしがきサンサンラジオ
第5回沖縄国際映画祭では、各プログラムにおいて、「沖縄県内の皆様と一緒に作り一層盛り上げる」をテーマに、県内実施・県民参加のプログラムをさらに増やせていただきました。
地域発信型プログラムの 「JIMOT CM COMPETITION」部門における、沖縄県内全41市町村作品の参加実現、地域発信型映画の参加増大(宜野湾市、北谷町、今帰仁村、読谷村、糸満市の5市町村)、県内のユニークなプレイヤーが参加するステージイベントプログラム「うちなーたいむ」の実施などです。
また、前述したように、「沖縄国際映画祭協力会」の方々との共同企画や連動企画の実施、「沖縄国際映画祭ぎのわん応援団」の方々と一緒に実現した事前告知セレモニーなど、その形は多岐にわたっています。
「開催地である、沖縄県全域、そして全県民の皆さんと一緒に作り、盛上げる沖縄国際映画祭」を目指す試みの一つとして、今回第5回開催にあたって、沖縄県内の行政団体・関連自治体の皆様に映画祭ロゴ・キャラクターを無料で開放しています。
商店街宣伝告知使用、沖縄伝統工芸品とのコラボ、公共交通機関ラッピング、ご当地キャラ・地域活性、自治体・団体の告知物などでご使用いただいております。
第5回沖縄国際映画祭では、初めての試みとして、メインポスターの図案・デザインを沖縄県内のデザイナー、デザイナーを目指している方や、また一般の方々から広く公募させていただき、県内より沖縄国際映画祭への想いや情熱があふれた76点もの図案・デザインをご応募いただきました。応募作品は、審査会で、協議させていただき、協議の結果、那覇市在住の金城 拓さんの作品をメインポスターの図案・デザインとして決定させていただきました。
制作にあたり、コンセプトとなる“Laugh & Peace”を中心とした、映画制作者の作品へ向けた情熱や意欲、イベントの成功へひたむきに情熱を注ぐ関係者たち、そして何より、一緒になって多くの笑いや感動の渦を生み出す観客たち、そのすべての爆発的エネルギーの原動力を「笑のエンジン」として全体を覆う勢いのあるシーサーで表現しています。
中心に肩を組んで笑い合っている姿をしたロゴには、笑いの力によって分け隔たりのない、ボーダレスな社会を広げていく平和を示す「笑いの円陣」を表現しています。
この2つの『笑イノエンジン』は沖縄国際映画祭から多くの人々へ笑いと幸せ、そして平和へと願う想いが込められています。