あいにくの天気の中、メイン会場の沖縄コンベンションセンターに隣接する、ラグナガーデンホテルで「『沖縄コンテンツバザール』のオープニングレセプション」が開催されました。
「沖縄コンテンツバザール」とは、エンタテイメントを通じ、アジア、そして世界へ向けてコンテンツ(番組)とそれに関わる人材がつながる“場”を提供するものです。
日本国内はもちろんのこと、アジア各国・各地域から様々なエンタテイメントのコンテンツと人材が集い、交流し、発信。そこから生み出される多様なイノベーションを通じ、新たな価値創造拠点・アジアン・エンタテイメント・ゲートウェイとして、アジア・世界におけるエンタテイメントの成長・発展を目指しています。
オープニングレセプションは藤井隆と佐藤麻衣さんによる司会進行でスタート。まずはバザールに参加する中国、韓国、タイ、台湾から来日したゲストが壇上にズラリと並びそれぞれを紹介。
その後、プロデューサー・ディレクター・ライター、そして放送局役員でメディア界のマルチプレイヤーであるジェフ・ハスラー氏、CAAのテレビ部門において第一線で活躍するプロデューサーや制作会社を担当するピエール・フローガン氏、そしてドラマ「HEROS」で一躍有名になった、俳優でありCGプログラマーでもあるマシ・オカ氏の3人による「ハリウッドにおける最新放送事情」のパネルディスカッションを開催。
現在アメリカはケーブルテレビがグッと伸びて来ていて、大手の放送局が苦戦を強いられているといいます。
その理由は、受信世帯が少ないケーブルテレビが視聴者層を絞れることで自由度が高いコンテンツ制作が可能なのに対し、放送網の広い大手放送局は幅広い層に受けなくてはならず、成約が多いからだそう。
シチュエーションを設定したり、個性の高いキャラクターを中心にした番組の視聴率が高いことを考えると、アジアのエンタテイメントには大きな可能性があるといいます。
「ユニークなアイデアや企画や重要。そういう意味で、アジアの方たちはアメリカよりの番組を作る必要はなく、自分たちの文化を大切してコンテンツを考えていけば良いと思います。
アメリカの会社はアジアに目を向けているので、あと一歩というところまで来ていることを忘れないでください」という言葉でディスカッションを締めくくりました。