メーン会場の沖縄コンベンションセンターに隣接する宜野湾海浜公園の多目的広場にて、「セルジオ越後と高津臣吾のサッカー&野球教室」が開催されました。
このイベントはこれまでも各地で開催されてきた「よしもとキッズスポーツスクール」を、今回は沖縄国際映画祭にあわせて企画されたもので、「よしもとキッズスポーツスクールin沖縄」と題し、よしもと芸人と日本サッカー界、野球界の“レジェンド”たちが、沖縄県内のサッカー少年、野球少年たちを指導、交流するものです。
晴天のもと冷たい潮風が吹くなか、地元宜野湾市のサッカーチーム「嘉数JFC」、野球チーム「宜野湾ベースボールキッズ」「大山ファミリー」などの元気なサッカー少年、野球少年たちが大勢集まりました。
司会のしずるの二人が広場に現れるとみんな一斉に元気にあいさつ!司会の紹介のもと、セルジオ越後さん、高津臣吾さん、垣内哲也さん、深澤英之さん、ペナルティのワッキー、とろサーモン、セブンbyセブンが登場しました。ワッキーは登場するや否やお得意の顔芸で子どもたちの笑いを誘います。続けてとろサーモンが広場に呼び込まれると、久保田和靖が「ズルンッ!」とワッキーの顔芸をパクるも不発。さらにセブンbyセブンの玉城泰拙は「ドカベン」の山田太郎のコスプレで登場しましたが、世代間のギャップがあり子どもたちの反応はイマイチ。すかさず、ワッキーが自前のギャグを連発すると子どもたちは大爆笑。子どもたちのウケの良さにワッキーは終始ご機嫌でした。
最初にセルジオさんが「短い時間ですので、試合をしましょう」と呼びかけ、高津さんは「楽しくやりましょう」とあいさつを続けました。西武ライオンズ、千葉ロッテマリーンズをわたり歩き通算110本塁打の記録を持つ垣内さんも「短い時間ですが楽しんでいきましょう」と話しました。メジャーリーグなど世界で活躍するトレーナーの深澤さんが、「ここにいる高津さんも垣内さんも(現役時代)準備運動はしっかりやっていました。怪我をしないように準備運動をして、いい選手になってください」と話した後、深澤さんのかけ声のもと、その場にいた全員で準備運動を行いました。
セルジオさんは長年、全国いろいろな場所でサッカー教室を開催していて、その中からプロサッカー選手も多数輩出していると紹介されると、実は今回参加しているワッキー、しずるの村上純、セブンbyセブンの宮平享奈緒も同サッカー教室に参加したことがあると話し、「今日はOB会をやろう!」とセルジオさんから提案がありました。
準備運動の後は、サッカー教室と野球教室に分かれてスポーツスクールが始まりました。サッカー教室にはセルジオさん、ワッキー、村上、宮平が、野球教室には高津さん、垣内さん、深澤さん、とろサーモン、しずるの池田一真が担当をしました。
サッカー教室ではセルジオさんが「判断が早い選手がうまくなる。今からテストをします」と話し、芸人たちも一緒に全員がランダムに走り回る中、セルジオさんが呼びかける数字に合わせてグループをつくるゲームをして、判断力を鍛えていました。その後はミニゲームに移り、セルジオさん、ワッキー、村上、宮平に参加した子ども1人を加えた5人チームと子どもたち6人チームの対抗戦。セルジオさんのテクニックと芸人たちの本気のプレーに子どもたちは圧倒されるものの、時折笑顔を見せながら必死に食らいつき楽しんでいる様子でした。
一方、野球教室は高津さんがピッチング、垣内さんがバッティング、深澤さんが守備を指導する3つのブロックに分かれて教室が開かれました。高津さんは「ピッチングはバランスとタイミングが大切。150km/hの球を投げられなくても、コントロールとタイミングをずらすことで120km/hの球でもプロ野球選手を抑えることができる。キャッチボールでは多くの事が学べます」と話し、キャッチボールを通してピッチングの指導をしていました。
垣内さんがバッティング指導するブロックでは子どもたちに交ざって、久保田と池田も外野の守備位置に立って、一緒に打球のボール拾いをしていました。また、守備を指導するブロックでは、とろサーモンの村田秀亮がゴロの球を転がし、その球を処理する子どもたちを深澤さんが丁寧に指導していました。第一線で活躍する指導者の言葉に子どもたちも真剣に耳を傾けて参加していました。
サッカー界、野球界を代表する方の指導を受けながら、芸人たちと一緒にプレーをしている子どもたちは、真剣に、そして楽しんで学んでいる様子でした。最後には参加者全員で集合写真を撮り、記念にも記憶にも残るスポーツ教室となりました。