2012年11月6日(火)、沖縄県宜野湾市役所において「沖縄国際映画祭ぎのわん応援団」発足会見が行われました。
会見には応援団の役員として、高江洲団長をはじめ、顧問に就任した佐喜眞淳 宜野湾市市長、副団長に就任した福里清孝 宜野湾市商工会会長と、沖縄国際映画祭から実行委員長を務める大﨑洋 吉本興業株式会社代表取締役社長、沖縄国際映画祭宣伝芸人である宮川たま子らが出席しました。
ぎのわん応援団の役員は現状、社団法人宜野湾市観光振興協会、宜野湾市商工会、宜野湾市当局の担当者等で構成されています。
高江洲団長は、
「応援団の構成員は、宜野湾市在住の方だけでなく、県内、国内外の方々に参加していただきたい。応援団の活動としては、ポスター、チラシの掲出・配布、プロモーション等行う広報部会、運営の様々なお手伝いするボランティア部会、応援団とよしもと芸人キャラクターとのコラボ商品を開発、制作、販売する商品開発部会からなる」とし、応援団の基本的な方向性を述べるとともに、
「これからは応援団を中心に、市当局や市内の団体、市民一人一人の協力を得ながら、沖縄国際映画祭の開催会場がある地元宜野湾市として、市民が一層積極的に映画祭を応援し、一緒に盛り上げていく態勢を作りたい」と抱負を語った。
会見の席上、顧問である佐喜眞淳市長から、
宜野湾市の西海岸地域で開催されている沖縄国際映画祭を行政として全面的にバックアップし、官民一体となってサポートするとともに、宜野湾市と吉本興業とのコラボで、開催期間中のみならず、1年を通じて様々な事業を行っていきたい」とメッセージが発せられた。また市長からは「引いては、沖縄国際映画祭のみならず、宜野湾市の活性化、そして宜野湾から沖縄県全体を活性化することを目指した『よしもとタウン構想』(※1)のような事業の実現の可能性を、吉本興業株式会社と協議しながら考えて行きたい」との意欲的な発言もあった。
これを受けて、沖縄国際映画祭の実行委員長を務める吉本興業株式会社の大﨑社長からは、
「沖縄の地元の人に愛していただけることを望んで、沖縄で映画祭を始めた。宜野湾市に皆さんに、映画祭の開催を喜んでいただき、節目となる5回目の映画祭で「ぎのわん応援団」を設立していただけることになり、私たちに夢を与えてくださった。この夢を世界一の夢にしていきたい。」と笑顔でコメントした。
佐喜眞市長からの発言にも、「吉本興業にも、『沖縄エンタテインメント・ビレッジ構想』(※2)というアイデアをもっており、沖縄県内の皆様と実現したいと考えている」と沖縄国際映画祭から更に先の夢を語った。
※1『よしもとタウン構想』とは、宜野湾市が沖縄国際映画祭以外にも年間を通して吉本興業と向きあい、宜野湾市内を発信拠点としたエンタテイメントを継続的に展開していきながら、市の活性化、市民生活の充実、引いては宜野湾市から沖縄県内全体の活性化を目指したいというもの。
※2 沖縄エンタテインメント・ビレッジ構想』は、吉本興業が沖縄県内で構想しているもので「クリエーターやエンタテインメント産業に携わる人材が集まり、居住し、互いに交流しながら創作活動を行う場」「将来エンタテインメント業界で活躍することを志す若者が、一流の講師から学び、育つ場」「その場所で創作された成果を発表する場、および国内外の良質のエンタテインメントを紹介する劇場施設を備える場」などの要素を、「オープンスクール」「県内コンテンツや人材も活用しながら創出する新コンテンツ開発とその公開」などの具体事業案で実現を目指そうとするもの。将来的には観光、文化産業や地域と連携した観光戦略施策としての 「エンタテインメント・ビレッジ」 を創出することで国内外や県民に新しい沖縄のビジョンを発信するとともに、沖縄の自然や伝統文化に立脚した持続可能な「沖縄観光ブランド」を確立することまでを視野に入れる。