「第5回沖縄国際映画祭」の3日目となる3月25日(月)、沖縄コンベンションセンター・会議棟Aにて「スポーツ好き芸人大集合!スポーツの力ってスゴイさ~!」と題したトークショーが開催されました。
H.C.栃木日光アイスバックス・シニアディレクターのセルジオ越後さん、野球解説者・高津臣吾さんに加え、沖縄スポーツ界からは琉球ゴールデンキングス取締役の白石武博さん、FC琉球の下地良さん、琉球コラソン選手兼GMの水野裕矢さん、ソーマプライア選手兼代表の河原塚毅さん、H.C.栃木日光アイスバックスチームディレクター・日置貴之さん、さらによしもとのスポーツ大好き芸人であるペナルティのワッキー、とろサーモン、ストロベビーらが登壇。しずるの二人を司会進行に地域スポーツのすばらしさについてトークしてくれました。
はじめの挨拶でセルジオさんは、初めて沖縄を訪れたのはサッカー普及のためで、ちょうど“730”(クルマが右側通行から左側通行に変わった日)の年だったと沖縄との関係を語ったあと、「ブラジルから日本に来たときはひとりも友達がいなかったけど、いまは数え切れないくらい友達がいます。これがスポーツの底力だと思います」と、スポーツの素晴らしさについて、いきなり確信めいた主張が飛び出しました。
「地域スポーツに携わって良かったと思う瞬間は?」という問いに、「町を歩いていると声をかけてくれる」とセルジオさんが言えば、日置さんが「80歳くらいのお年寄りがお孫さんと観に来てくれていること」と語り、高津さんが「きっとチームが自分たちの地域の代表という気持ちが強いんですよね」と話し、「アメリカの野球も同じです。2Aや3Aのチームを毎日のように子供からお年寄りまで一生懸命応援してくれることに感動しました」と様々な国で野球をしてきた高津さんならではの話をしてくれました。
「地元に愛されているなぁと思うときは?」との問いには、白石さんは「地元新聞の扱いが大きくなったこと」、水野さんが「シーズンオフに飲みの場に呼ばれることが多くなりました」といえば、河原塚さんは「ビーチでの練習時、散歩しているオバアが黒糖をくれたとき」と微笑ましいエピソードを披露。
また、下地さんがよしもと芸人に「ゴールを決めたときのパフォーマンスを伝授してください」というリクエスト。期待に応えようとワッキーやとろサーモン、ストロベビーらが何パターンか演じるが、どれも反応は…(笑)。
途中、FC琉球のマスコットキャラクターである「ぐしけんくん(仮)」も登場するなど、会場はつねに地域スポーツという話題にふさわしく、あたたかい雰囲気に包まれていました。沖縄は気候が温暖でスポーツをする環境に恵まれていることから、それを活かして欲しいという話しになり、「競技の垣根なく、みんなで沖縄のスポーツを盛り上げて欲しい。それが地域の活気にもつながっていく」とまとめ、トークショーは終了しました。