沖縄コンベンションセンターのシアター2にて、地域発信型映画『BLUE BIRD』が上映され、上映後舞台あいさつに石田明(NON STYLE)、池端レイナさん、葉山豪さん、黄泰安さん、堀江慶監督が登壇しました。
同映画は香港国際映画祭と沖縄国際映画祭のコラボレーション映画で、香港の中華料理店を舞台に何やら訳ありの多国籍男女4人が繰り広げるリアルタイムサスペンスムービー。
石田は「今回、演技初挑戦でしたが、いい経験ができました。映画祭をこれから盛り上げたいです!」とあいさつ。全編にわたり流ちょうな広東語での演技を披露した石田は「この映画の撮影が始まる3日前まで新婚旅行でハワイに行っていたんですよ。新婚旅行中も広東語の勉強してて、嫁に怒られましたよ!」と広東語の難しさを語りました。「映画のシーンで池端さん演じる女性に『行かないでくれ!』という意味合いで『カウレイ』と広東語で言うシーンがあるんですけど、せりふを言うとスタッフから爆笑が起こるんですよ。発音が微妙に違うみたいで、現地の方には『ナンパしてもいいですか?』って聞こえるらしくて…」と、石田の苦労話に客席からは笑いが巻き起こりました。
石田と同じく広東語での演技に苦労したという池端さんは「現地のスタッフの方に何度も発音のことで注意されて大変でしたが、とてもいい経験ができたと思います。日本人、台湾人、香港人という、さまざまな人種、文化が混じり合ったこの作品はとても素敵だと思いますし、参加できてとても嬉しく思います」と語りました。
作品の中で銃を乱射する役を演じた黄泰安さんは「映画は面白かったですか? 面白くなかったって言ったら銃出しますよ!」と、強面の顔で冗談を言うと観客はドッと沸きました。
アジアで活躍している葉山さんは香港の魅力について「香港映画は町全体がロケ地になることがあります。映画を観てから香港に行くと、実際のロケ地が見学できて楽しいと思います」と、香港がロケ地の映画ならではの魅力を語りました。
堀江監督は「香港のスタッフは自由でした。サボったりもするけど、少年のようにはしゃいだりもする。とても楽しい撮影で、それが映画の中にも表れていると思います」と語りました。
最後に石田は「ラストの僕の顔がザブングルの『悔しいです!』の顔っぽいので、そこにも注目してください」と客席の笑いをさそい、会場を後にしました。