朝のうちは雨模様で天候が心配されましたが、昼からは雲の間から明るい日差しが射して、時折真夏のような暑さも感じるビーチステージで、沖縄の地元の方がイベントを企画し、よしもと芸人と一緒になって盛り上がる【うちなーたいむ。浦添市プレゼンツ「中国武術」アチョー!!&「ストリートダンス」アキサミヨー!!】が行われました。
沖縄県内の各地域の魅力を伝えるこのイベント、平日昼間から小さなお子さんを連れたご家族や春休みの中高生、そして浦添市からのお客さまも集まって会場は賑やかです。そこに、MCのスリムクラブ、浦添市出身の宮川たま子、元浦添市親善大使てだこレディーのFMおきなわアナウンサー・田中真理子さんが登場。宮川たま子と田中さんが近所に住んでいる話や、スリムクラブの内間政成が、浦添商業高等学校の女子と付き合っていたことがあると暴露されるなど、いきなりの地元トークで盛り上がります。
そして、ゲストにハリセンボン、武道家の武田幸三さん、浦添ウインドゥ、そして段ボールのお面をかぶった地元の“ローコストヒーロー”ウラソエ仮面1号・2号も登場してステージ上は大賑わいです。近藤春菜の「アバサー(沖縄で魚のハリセンボンの呼び名)だよ! お汁にしてねー!」の叫び声で会場はさらに笑いに包まれました。
まず登場したのが、中国武術『天行健(てんぎょうけん)』のみなさん。琉球王朝時代から中国との交流があった沖縄では伝統的に中国武術が盛んで、浦添市には天行健中国武術館・総本部があります。中国風衣装に身を包んで、動きのキレが素晴らしい若い世代の演武、続いて、ご年配のみなさんによるゆっくりとした太極拳の演武も披露されました。さわやかな海風の中で、鮮やかな色合いの中国武術の衣装が風にはためく姿とみなさんの姿勢の美しさが印象的でした。さらに、女性1名と男性2名による激しい戦いの演武や、大きな刀を使った演武などが次々と繰り出され、迫力あるレベルの高い技にMCとゲストも大興奮。客席からは大きな拍手がおこります。
演武に続いて、天行健武術館の師範による【そーなんだ中国武術!!ワークショップ】が開催。MCとゲストが実際に中国武術を体験しました。
師範の動きに合わせて太極拳の動きにみんなが挑戦するなか、必死になって動くハリセンボンの春菜が「テビチ(豚足)が動いてます」とスリムクラブ・真栄田賢にイジられる一幕も。上半身はリラックスさせながら、見た目以上に足腰の筋肉や体幹をしっかりと使う太極拳の動きは「キックボクシングの練習にも応用できる」と武道家の武田さんも興味深々の様子でした。
さらに、護身術のシミュレーション指導も行われましたが、春菜を襲う役の内間が簡単にビンタで撃退されてしまい、「ただの夫婦喧嘩か?」と真栄田に言われ、会場の失笑をかっていました。
続いてステージに現れたのはストリートダンスチーム『STREET DANCE SCHOOL HOMELAND OKINAWA』のキッズダンスショー。ビートの効いたヒップホップミュージックに乗せて、カラフルな衣装の子どもたちが次々とステージ上でハイレベルなダンスを繰り出します。ダンスの世界大会で優勝した経験を持つ指導者のもとで練習しているという子どもたちのダンスの実力は圧巻。MCとゲスト、そして客席もついつい時間を忘れてしまうほどステージに見入っていました。
そして、最後に登場したのが、浦添市の名産品を紹介するシルバー人材センターの、普天間さんと伊佐さん、島袋さん。浦添名産の桑の葉を使った“浦添てだ桑茶”と桑の葉が練りこまれた“ちんすこう”は、まろやかでおいしく、鉄分が豊富で栄養価も高いということで、ステージ上で味わったMCやゲストの面々にも大好評でした。スリムクラブ内間は「桑の葉、生で食べても全然イケます~!」とむしゃむしゃ葉っぱをかじって見せるほど。「もちろん、生ではなくてお茶とちんすこうでみなさんは栄養をとってくださいねー」と真栄田が呆れながらフォローを入れていました。健康的な名産品で「浦添を日本一の長寿の街にしたいです!」というシルバー人材センターのみなさんの声に、真栄田が「いーよー!」とおなじみのフレーズで返して笑いを誘っていました。
中国武術とストリートダンス、そして新たな名産品など、浦添市出身者や浦添市在住の芸人も新たな発見があったという浦添市プレゼンツのイベント。「浦添サイコー!」とステージ上の出演者も口々に叫んで、最後まで盛り上がったステージになりました。